ヨンパチ学問ニッキ

日々の耳学問メモ。BBC RadioとCBC Radioで聞いたものの記録。

ベジタリアンとの暮らし(不満爆発編・その2)

街はFestive season真っ盛り。スーパーには9月ごろからクリスマス用品が並び始めていたが、今やクリスマス用品だらけになってしまった。普段使いのジュースやNutellaもクリスマス柄に。日本のスーパーがクリスマス明けに新年・お節用品だらけになるのと似ている。

さて、今年の夏休みはオランダに行き、アンネの家に行ったり、ミッフィーだらけのホステルに泊まったり、スピノザ博物館を覗いたり、スケベニンゲンで海遊びをしたりして、フェリーでイギリスに戻る旅行をした。このとき、そういえばSさんご家族の滞在している街が近いことを思い出し、ご連絡したところお家でのランチに誘って下さった。

だが、肉と魚を食べない夫と、魚と野菜は食べないが肉なら食べる娘が一緒である。しかも、Sさんのお家にはまだ幼児のお子さんがいる。外食も検討したのだけれど、お子さんが小さいので外食だとかえって大変かもしれないというお話もあり、結局お家に伺うことにした。食べ物については念のため我が家でも何か持参するということにして。

そして当日。長めの旅行も終盤に近づき、疲れが溜まっていたせいもあるが、夫と娘の動きが鈍い。待ち合わせに向かう前に夫と娘用の食べ物を買いに出ないといけない。あなたたちの偏食のために買い物をしに行くのだから早くして!と私が言ったのが夫の癇に障った。

夫曰く、自分がベジタリアンであるのは偏食とは違う。偏食と一緒にするな。例えばイスラム教徒の客を招くのであれば、招く側がベジタリアン(もしくはハラル)の食事を用意すべきである。君はイスラム教徒に対しても食事を持参するように言うのか。

私:言う。そもそも今回は招かれたというより、こちらがお誘いした。結果的にお家で食事をするということになっただけ。我が家の場合はベジタリアンの食事(夫用)だけでなく一般食(娘その他)も必要になり、さらに言うと幼児食(先方のお子さん)もおそらく用意されるので、先方の奥様に過度の負担がかかる。そこに協力することはまったくもって適切である。

というところから喧嘩になり、ツムジを曲げた夫は「自分は行かない!」とこのランチに不参加を表明。Sさんのお家には私と娘だけで向かったのだった。

まだつづく。