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[高等教育シリーズ] 成長するティップス先生 (高等教育シリーズ)
- 作者: 池田輝政,戸田山和久,近田政博,中井俊樹
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2001/04/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,須賀敦子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
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カルヴィーノが考える古典とは。いくつか抜粋。
8.古典とは、その作品自体にたいする批評的言説というこまかいほこりをたてつづけるが、それをまた、しぜんに、たえず払いのける力をそなえた書物である。(p.8)
私たちが古典を読むのは、それがなにかに「役立つから」ではない、ということ。私たちが古典を読まなければならない理由はただひとつしかない。それを読まないより、読んだ方がいいから、だ。
わざわざ苦労して読むこともなかろう、といって反対する人がいたら、シオラン(この人は、いまのところはまだ古典ではない。最近やっとイタリアでも翻訳されはじめた思想家だ)から引用する。「毒人参が準備されるあいだ、ソクラテスはフルートでひとつの曲を練習していた。『いまさらなんの役に立つのか?』とある人が訪ねた。答えは『死ぬまでにこの曲を習いたいのだ』」(p.14)